8月に開幕したJ1リーグで、無傷の4連勝と絶好のスタートを切った鹿島アントラーズ。百年構想リーグを挟んでのJ1連覇という偉業達成は可能なのか。秋春制を見据えた指揮官のピーク設定と、悲願のアジア王者奪還に向けたシナリオを交え、サッカージャーナリスト・後藤健生が常勝軍団の未来を占う。【第3回/全3回】
■首位併走の王者に求められる「次なる次元」
東京ヴェルディ戦に勝利して4連勝とした鹿島アントラーズは柏レイソルと勝点で並んで2位につけている。
大逆転劇ではなく「完勝」という形で勝てたことで、これからは安定感も増していくことだろう。
もし課題があるとすれば、たとえば東京V戦で前半はほとんど決定機をつくることができなかったことだ。もちろん、相手がしっかりと守備をしていればサッカーというスポーツでは簡単に得点が狙えるものではないことは承知しているが、それでももう少し積極的に早い時間から仕掛けていってほしいのである。
ゲームをコントロールしながら、なかなか得点を生み出せないでいると、後半に入ってから展開が難しくなってしまうことは往々にしてある。相手が守備を固めていても、能動的に仕掛けて崩しに行くようなタフさも、長いシーズンを戦い抜くために必要なことであろう。
鹿島には、試合を重ねるたびに、そうした積極性が発揮されるようになることを期待したい。







































