■復帰した「敵将」の存在と冷や汗をかいた前半戦
実際、鹿島との試合でも前半は互角に戦っていた。
欠場が続いていた森田がついに復帰し、森田と平川怜のボランチ・コンビは高い位置を取って鹿島のMFにプレッシャーをかけ、奪ったボールは持ち前のテクニックを生かしてしっかりつなぐことができていた。
そのため、鹿島も相手のカウンターを警戒してなかなか攻撃に力を注ぎこめない状況に陥った。
開始10分、鹿島が左サイドバックの小川諒也とストライカーのレオ・セアラと2人でカウンターをしかけ、小川のクロスにレオ・セアラが合わせるチャンスをつくったが東京VのDFがブロック。
すると、13分には東京VのFW染野唯月が左に開いて左ウィングバックの新井悠太が持ち込んで、逆サイドに振って右ウィングバックの内田陽介がフリーで飛び込んだが、内田のコントロールが大きくなってしまう。
両チームともその後は決定機の数こそ少なかったが、緊張感がみなぎる互角の展開が続いた。
ところが、39分になって東京Vの森田がピッチ上に座り込んで、そのまま交代となってしまう。
ようやくチームに復帰して、相手GKにプレスをかけるなど攻守に存在感を放っていたキャプテンの早い時間帯での再離脱……。東京Vの選手には少なからず動揺を与えたことだろう。






























