初の秋春制Jリーグで開幕3戦全勝と見事なスタートダッシュを決めた柏レイソル。だが、手放しで喜べる状況ではない。対戦相手の顔ぶれや、試合内容から見え隠れする課題。さらに目前には、油断できない大学勢との天皇杯、そして過酷なACLエリートが控えている。サッカージャーナリスト後藤健生が、アジアを席巻する可能性を秘めたリカルド・ロドリゲス体制の真価を問う!【第3回/全3回】
■相手は下位候補ばかり? 3連勝の裏に潜む「懸念材料」
こうして、百年構想リーグでの不振を忘れさせるようなパフォーマンスを発揮して3連勝を飾って2位につけている柏だが、必ずしも手放しで喜べる状態でもない。
まず、第3節までの対戦相手は開幕節が水戸ホーリーホック、第2節が東京ヴェルディ、第3節がV・ファーレン長崎と、いずれも残留争いを繰り広げる可能性が高いチームだった。
それでも、水戸相手の初戦では2点を先行したものの1点を返されて、その後も苦しい展開の中で逃げ切っての勝利。第2節の東京V戦は、開始早々(2分)に先制を許し、前半11分に追いついたものの、その後はボールを握って攻め続けるも、なかなか勝ち越し点は生まれずに苦しんだ。ようやく交代でピッチに立った渡井理己のワンタッチパスを受けた瀬川祐輔がクリーンシュートを決めたのは後半20分のことだった。
そして、第3節の長崎戦では、開始6分に小泉佳穂のループのパスを垣田裕暉が決めて幸先よく先制し、その後も試合を支配し続けたものの追加点が奪えず、後半に入って攻勢を仕掛けてきた長崎に逆転を許してしまった。






































