■百年構想リーグで躍進の富山と宮崎の「課題」とは
26-27シーズンのJ2リーグは、いつもより一段と混戦になりそうだ。
J2・J3百年構想リーグを制した昨シーズン7位のベガルタ仙台、秋葉忠宏監督が就任した同5位のジュビロ磐田、前線にブラジル人デュオを擁する同4位の徳島ヴォルティス、スペイン人指揮官のもとで戦力を充実させている同6位のRB大宮アルディージャらが、保有戦力から判断するとJ1昇格候補にあげられる。百年構想リーグ4位のヴァンフォーレ甲府も、渋谷洋樹監督のもとでJ1昇格を争える土台を築いてきた。
J2・J3百年構想リーグで2位のカターレ富山はどうか。
25年のJ2リーグで辛うじて残留を勝ち取ったチームは、安達亮監督のもとで攻守ともに整備された。J2・J3百年構想リーグではJ3の6クラブが同じグループだったものの、アルビレックス新潟に連勝、徳島とFC今治とはPK戦がなければ1勝1分と、J2クラブとの対戦で互角以上の結果を残した。
同リーグで主力となった選手は、新たなシーズンも富山でプレーする。補強はピンポイントだが、韓国の年代別代表でプレーしてきたCBカン・ミヌを獲得した。DFでは鹿島アントラーズからの期限付き移籍で、松本遥翔も加入している。攻撃的な姿勢が印象的なサイドバックだ。
また、J3の奈良クラブでプレータイムを積んできたMF國武勇斗は、即戦力として見込める20歳だ。180センチのサイズを持つ大型MFで、J2・J3百年構想リーグではトップ下を主戦場として3得点4アシストをマークしている。
J2・J3百年構想リーグは18試合の短期決戦だったが、J2リーグは全38試合の長丁場である。主力のケガや出場停止もあるなかで、戦力を維持できるかどうか。チームのクオリティを保てるかどうかが、富山の26-27シーズンを左右する。
J2・J3百年構想リーグで3位に食い込んだテゲバジャーロ宮崎は、クラブ初のJ2を戦うこととなる。同リーグの地域リーグラウンドではJ2のサガン鳥栖とPK戦がなければ1勝1分、大分トリニータからは2勝を奪った。35得点11失点と、攻守に見事な成績を残した。
ただ、J3のクラブが「7」を数えた地域リーグラウンドは、J2のシーズンとはレベルが異なる。より競争力の高いJ2で、高いパフォーマンスを維持できるかどうかがポイントになるだろう。







