■ 「王様ペレ」や「神様マラドーナ」でも操れないピッチ上の真実

 アメリカのエースの出場停止処分を「執行猶予」にすることなど朝飯前。なにしろ、彼は「FIFA会長」の上に立つ「サッカー大統領」なのである。

 ただし、90分のピッチのなかのこと、誰がボールを相手ゴールに蹴り込むかは、当然、「サッカー大統領」でも決めることなどできない。

「王様」ペレも手ひどい負けを喫したことがある。「神様」マラドーナは、32年前にこのアメリカで開催されたワールドカップでドーピングチェックの結果、使用禁止薬物が発見され、大会途中に「追放処分」となった(記者席でアルゼンチンの残り試合を観戦していたが…)。

 彼らのような存在でも意のままにならないサッカーの試合の結果を、「大統領程度」で左右できるはずはないのである。

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