■ キックアンドラッシュからコスモス経営へと続いた野心

 ともかく、1963年から1964年にかけて、トランプ大統領はサッカーに取り組み、あまり強いチームではなく、ただ馬鹿蹴りするだけのキックアンドラッシュのサッカーだったものの、サッカー選手として青春時代を送った。学校では、上級生によるいじめが社会問題になるほどの状況のなか、トランプ青年も「いじめっ子」として知られていたという。

 卒業後、彼は軍人にはならず、ペンシルベニア大学で経済学を学んで実業界に入るのだが、彼が「サッカー選手」だったことがあるのは間違いない。そして実業界に入ってもサッカーに興味を持ち、ペレの加入でブームになったニューヨーク・コスモスの経営に参画することも試みたという。

 そのトランプ青年が政治家になり、大統領になり、その第1期の時代(2018年)にアメリカでの2回目のワールドカップ開催(メキシコ、カナダとの共同開催ではあったが)を勝ち取り、さらに大会を迎える時期に2期目の大統領生活を過ごし、FIFA会長をまるで秘書のように手なずけて「サッカー大統領」になろうとしている。

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