■「最も負担が大きい」代表選手は?
ヨーロッパのクラブに所属する各国代表選手は年に4度ほど長距離移動を強いられた。
それは、代表選手なら誰もが直面する負担だが、ヨーロッパ域内の各協会所属の代表選手の場合はヨーロッパ域内の短距離移動ですむ。
アフリカ各国の代表選手の場合は、アフリカ大陸への移動が必要となるが、幸いなことにヨーロッパ大陸とアフリカの間にはほとんど時差がない。南米大陸までの移動は大変だが、ヨーロッパと南米の間の時差も比較的小さく、南米大陸内の移動では時差は大きな問題にはならない(ただし高地での試合という難題はあるが……)。
しかし、日本や韓国など東アジア各国の代表選手にとって移動の負担は非常に大きなものになる。
なにしろ、ヨーロッパと日本や韓国の間には夏時間の間で7時間、夏時間以外の期間なら8時間もの時差があるのだ(イングランドやスコットランド、ポルトガルからなら、時差はさらに1時間増える)。
しかも、アウェーゲームのための移動でも長距離移動が発生。日本と中東諸国との間にも6時間程度の時差が生じるのだ。
東西に広がっているアジア大陸での移動は、南北に広いアフリカや南米大陸でのそれとは異質なのだ。
ちなみに最も負担が大きいのは、オーストラリアの代表選手たちだろう。
なにしろ、ホームまでの移動距離は東アジア諸国よりさらに長くなるし、時差に加えて、南半球のオーストラリアはヨーロッパとは気候も逆になるのだ。
つづく

























