EAST独走鹿島「2021年川崎に匹敵する」強さの秘密!WEST首位を上回った「チーム力向上」首都クラブ【百年構想リーグ完全総括】(2)の画像
東地区首位の鹿島アントラーズは、圧倒的な勝負強さを見せた。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 今年から初の「秋春制」へ移行し、歴史的な転換期を迎えているJリーグ。8月の新シーズン開幕に先駆けて開催された特別大会「百年構想リーグ」もまた、初の試みとして大きな注目を集めた。この半年間の戦いから見えたチームの変化や新シーズンへの兆しを、サッカージャーナリスト・大住良之氏が読み解く。(第2回/全3回)

■鹿島の勝負強さ

 EAST1位の鹿島アントラーズは驚くべき勝負強さだった。18戦して90分間での勝利が13試合、同負けが1試合、「PK戦勝ち」が2試合、「PK戦負け」が2試合の勝点45。通常の勝点方式で換算すると、13勝4分け1敗、勝点43ということになる。これを1シーズン38試合にすると、なんと「勝点91」ということになる。

 ちなみに、J1が一時的に20チーム制になったのは2021年(その後2年間は18チーム制で正式移行は2024年)だったが、昨年まで5シーズンの優勝チームの勝点の平均は「75.8」。最多勝点は2021年の川崎フロンターレが記録した「92」だった。三笘薫がシーズン半ばに欧州に移籍した川崎だったが、DFに谷口彰悟、FWには得点王(23点)となったレアンドロ・ダミアンがいて、DF山根視来、MF田中碧旗手怜央家長昭博らが圧倒的な攻撃力を見せていた。

 ただ、今年の鹿島は「圧倒的に強かった」わけではない。しかし鬼木達監督になって2年目のチームは「圧倒的に勝負強かった」。90分間での13勝のうち、1点差勝利が7試合。うち5試合は1-0だった。18試合で総得点29(1試合平均1.61)、総失点9(同0.5)。「無失点試合」が11もあった。

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