サッカーは無数のディテール(詳細)であふれている。サッカージャーナリスト大住良之による、重箱の隅をつつくような「超マニアックコラム」。今回は、昔は乱れていた世界最大のスポーツイベントの名前について。
■サッカーシューズ史「最高の名作」
「コパムンディアル」というアディダスのサッカーシューズについては、2020年のこのコラムで書いたことがある。1979年に発売になった「サッカーシューズ史最高の名作」で、今も世界のプロ選手に愛用されている。
このシューズは1982年にスペインで開催されるワールドカップに向けて開発されたものだったが、その狙いどおり、この大会では圧倒的なシェアを誇り、一挙に世界に広まった。
スペインで開催されるワールドカップだから、スペイン語で「コパ(カップ)ムンディアル(「世界の」という意味の形容詞)」という名称が与えられたのだが、スペインの組織委員会は大会の正式名称を「コパ・デル・ムンド(英語「ワールドカップ」の直訳)」とした。だが名作シューズ「コパムンディアル」とともに、「ムンディアル」も「世界語」となったのである。

























