大住良之の「この世界のコーナーエリアから」第190回「世界選手権か、ワールドカップか」(1)アディダスの名作と共に「ムンディアル」が世界語に、FIFA3代目会長が書き残した名称問題の画像
前回のW杯カタール大会で優勝したのは、リオネル・メッシ擁するアルゼンチンだった。撮影/原悦生(Sony α1使用)
■【画像】名称がバラバラ!過去25大会の「ワールドカップポスター」を一挙出し!

 サッカーは無数のディテール(詳細)であふれている。サッカージャーナリスト大住良之による、重箱の隅をつつくような「超マニアックコラム」。今回は、昔は乱れていた世界最大のスポーツイベントの名前について。

■サッカーシューズ史「最高の名作」

「コパムンディアル」というアディダスのサッカーシューズについては、2020年のこのコラムで書いたことがある。1979年に発売になった「サッカーシューズ史最高の名作」で、今も世界のプロ選手に愛用されている。

 このシューズは1982年にスペインで開催されるワールドカップに向けて開発されたものだったが、その狙いどおり、この大会では圧倒的なシェアを誇り、一挙に世界に広まった。

 スペインで開催されるワールドカップだから、スペイン語で「コパ(カップ)ムンディアル(「世界の」という意味の形容詞)」という名称が与えられたのだが、スペインの組織委員会は大会の正式名称を「コパ・デル・ムンド(英語「ワールドカップ」の直訳)」とした。だが名作シューズ「コパムンディアル」とともに、「ムンディアル」も「世界語」となったのである。

PHOTO GALLERY ■【画像】名称がバラバラ!過去25大会の「ワールドカップポスター」を一挙出し!
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