■戦力よりもチームマネジメント
西地区で京都同様に選手起用に苦しんでいるのがヴィッセル神戸だ。サウジアアラビアで集中開催されたACLエリートの疲れもあってか、ゴールデンウィークに入ってから90分間での勝利はなく、名古屋に首位の座を明け渡した。
今季から神戸を率いるミヒャエル・スキッベ監督は、昨季まで指揮を執ったサンフレッチェ広島では、カップ戦なども含めた連戦でも、メンバーを大きく変えることはなかった。だが今季は、広島以上のクラブ規模を誇り選手層の厚い神戸で、先発の顔ぶれを変える頻度が高まっている。ゴールデンウィークにおける未勝利は、これまでと違う選手起用で歯車がかみ合わなくなった結果かもしれない。
今節のファジアーノ岡山との対戦で、toto公式サイトにおける得票率を見ると、7割近くが神戸の勝利を予想している。岡山の勝利予想は、わずか15%ほどに過ぎない。
だが、現在の調子を見れば、軍配が上がるのは岡山だ。J1を戦うのは2年目で、クラブ規模も小さいが、その分、苦しい台所事情でもやり繰りする手腕には長けている。
広島戦では新戦力のレオ・ガウショが、交代出場から決勝点となる来日初ゴールを決めるなど、ゴールデンウィークに入ってもチームマネジメントは冴えている。重厚な戦力が逆に足かせとなる神戸を相手に、下馬評を覆して岡山が勝点3をもぎ取ると予想する。
後編では、苦しむチームに見えてきた光明などに焦点を当てる。














