■昨季J3得点王が不在でも攻撃が機能
今リーグを迎えるにあたって、宮崎はJ3のFC岐阜からGK茂木秀、J2のモンテディオ山形からDF安部崇士、J3の鹿児島からMF渡邉英祐、J3のザスパ群馬から山内陸、J3のツエーゲン金沢からFW土信田悠生らを獲得している。上位カテゴリーからの補強が少なかった意味では、25年の水戸などと状況が異なる。
それでも、的確な補強はチームを底上げした。茂木は正守護神の座に収まり、渡邉と山内はダブルボランチを形成している。昨シーズンのJ3でランキング2位タイの12ゴールを記録した土信田は、ここまでチームトップにして得点ランク3位タイの7ゴールをマークしている。
宮崎のアタッカー陣には、昨シーズンのJ3得点王、ベストイレブン、リーグMVPに輝いたFW橋本啓吾がいる。この27歳は2シーズン連続で2ケタ得点を記録しており、引き続き得点源として期待されていたが、1月に右腓骨骨折と診断されて戦線離脱している。
橋本不在のなかでも攻撃が機能しているのは、土信田らの新加入選手がチームにフィットしていることに加えて、昨シーズンまでの積み上げが土台となっているからだ。
4-2-3-1のシステムで4バックを形成する右SB松本雄真、右CB黒木謙吾、左CB真鍋旭輝、左SB下川陽太は、昨シーズンと同じ顔触れである。8節以降は新加入の安部が左CBで起用されているが、4バックの練度は保たれている。安部はJ2当時のファジアーノ岡山、徳島ヴォルティス、モンテディオ山形で150試合に出場してきた左利きのCBだ。このレベルでは実績を積んでおり、計算できる戦力と言える。








