【2026年明治安田J2・J3百年構想リーグ テゲバジャーロ宮崎vs鹿児島ユナイテッドFC「グループ首位・宮崎の論点」】負けないチームを作った的確な補強【戸塚啓のJ2のミカタ】(1)の画像
※画像はテゲバジャーロ宮崎の公式Xより

■宮崎はここまで最多勝点を記録

【明治安田J2・J3百年構想リーグ 4月25日 14時00分キックオフ 宮崎 1ー0 鹿児島 KUROKIRI STADIUM】

 テゲバジャーロ宮崎は強い。負けない。

 明治安田J2・J3百年構想リーグ第12節が4月25、26日に行なわれ、WEST―Bグループで宮崎が首位を快走している。この日は2位の鹿児島ユナイテッドFCとの上位対決だったが、1対0の勝利をつかんでいる。

 J2・J3百年構想リーグでは、EAST-Aグループのベガルタ仙台が開幕から12連勝を飾っている。ただ、そのうち4試合はPK戦による勝利だ。

 宮崎は違う。11勝のすべてが90分以内の勝利である。勝点33は全40チームで最多だ。

 このグループはJ2がサガン鳥栖大分トリニータ、宮崎の3チームに限られる。昨シーズンのJ3で4位に食い込み、J2昇格プレーオフを制してカテゴリーをあげてきた宮崎にとっては、負けてはいけない相手の多いグループである。

 それにしても、11勝1敗の成績は見事だ。鳥栖を2対1で退け、大分にも1対0で勝っている。堂々たる戦いぶりである。

 J2で結果を残すチームは、およそ2種類に大別される。

 J1、J2、J3の他クラブから、主軸となりうる日本人選手を期限付き移籍も含めて獲得する──25年のJ2で自動昇格を果たした水戸ホーリーホックは、こちらのパターンに当てはまる。この年のベストイレブンに選出されたFW渡邉新太、DF飯田貴敬、DF大森渚生は、いずれも加入1年目の選手だ。GK西川幸之介も新加入選手で、同年6月にベガルタ仙台から獲得した加藤千尋もスタメンに定着した。

 J2のレベルを超えた外国人選手を獲得とする──こちらは、25年のFC今治が分かりやすい。

 CBダニーロが守備を統率し、FWマルクス・ヴィニシウスが攻撃の問題解決を引き受けた。FWウェズレイ・タンキとFWヴィニシウス・ディニスが、マルクス・ヴィニシウスをサポートした。彼らブラジル人の「個」を最大限に生かす戦略が、終盤までJ1昇格争いに絡んでいくことにつながった。

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