■「東多西少」と「見た目の順位」

 WEST―Aはどうか。J2が「4」でJ3が「6」なのである。J2所属クラブはJ1から降格したアルビレックス新潟、カターレ富山、徳島、それにFC今治だ。

 ここまで触れた3つのグループで、すでにJ2のクラブが「17」登場している。ということは、WEST―Bは「3」だけということだ。サガン鳥栖大分トリニータ、それにJ3からJ2へ昇格してきた宮崎である。

 25年のJ1リーグで横浜FC、湘南、新潟がJ2へ降格し、J2リーグでロアッソ熊本、レノファ山口FC愛媛FCがJ3へ降格したことで、現在のJ2クラブの分布は「東多西少」となっている。その結果として、地域リーグラウンドの振り分けにばらつきが生じているのだ。その必然として、各グループの力関係にバラつきがある。J2のクラブが多いほうが、リーグのレベルは高くなっている。

 さらには、PK戦がある。

 EAST―Aではベガルタ仙台が9戦負けなしの勝ち点23で首位に立っているが、引分けありなら5勝4分の勝点19だ。それに対して2位のブラウブリッツ秋田は、90分以内の勝利が「7」ある。2敗のうち1敗はPK負けなので、通常なら7勝1分1敗の勝点22で仙台を上回る。3位の湘南ベルマーレも、通常なら6勝2分1敗の勝点20だ。順位は秋田、湘南、仙台となる。

 往路と復路の合計タイムで争われる箱根駅伝では、一部のチームが復路で一斉スタートとなるため、復路の順位と総合順位が一致しない。復路のテレビ中継では「見た目の順位」といった表現が使われるが、明治安田J2・J3百年構想リーグも同じ現象が起こっている。PK戦という特別ルールが順位に影響を及ぼし、通常のリーグ戦とは違う順位になることがあるのだ。

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