■日本人最年長監督の力量
奪ったボールをすぐにつないで相手ゴール前まで運ぶ……。両チームが常にそうした姿勢を見せてくれれば「ゴール前の攻防」というサッカーで最もエキサイティングなシーンが連続する。当然、観客にとってのエンターテインメント性も高まる。
ゴール前で守備を固めるとか、中盤でボールを持ってはいるが、なかなか仕掛けないといった消極的なサッカーとは大きく違う。
前々回のコラムでも、FC東京対柏レイソルの試合が、そんな早く仕掛けようという意図を持ったチーム同士のサッカーだったということをご紹介した。
もちろん、Jリーグにもいろいろなスタイルのチームが存在するが、最近はプレー強度が高く、前から仕掛けてくるチームが増えてきたように思える。
今シーズンは百年構想リーグが東西に分かれて開催されているので西日本勢の試合を生で観戦する機会が少ないが、DAZNの配信で見るだけでも西地区の上位陣、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸、京都サンガF.C.、ガンバ大阪などはそうした前がかりの激しいサッカーを追及しているようだ。
広島にはバルトシュ・ガウル、G大阪にはイェンス・ヴィッシングという、ともに38歳のドイツ人の監督がやってきたが、若い指導者だけにヨーロッパの最新のトレンドをJリーグに持ち込もうとしているようだし、彼ら自身のJリーグへのフィットも順調そうだ。
東地区のチームでは、ほとんどのクラブの監督が昨シーズンからの留任だが、やはりアグレッシブなサッカーを目指すチームは増えているようだ。
J1で日本人最年長の城福浩監督もそんな魅力的なスタイルを追求している一人と言うことができる。
つづく











