後藤健生の「蹴球放浪記」第307回「政治的事件が起こったW杯」の巻(1)米イラン衝突で戦火拡大、ACLやアジア杯、北中米W杯の開催は?遭遇した催涙弾の水平撃ち!の画像
クラブW杯で優勝したチェルシーの10番、コール・パーマーと握手を交わすトランプ大統領。その横には、インファンティーノFIFA会長の姿も。撮影/原悦生(Sony α1使用)
■【画像】ベッケンバウアー、クライフ2人のレジェンドが激突!1974年西ドイツ・ワールドカップ決勝戦!

 蹴球放浪家・後藤健生の旅に、危険はつきものだ。これまで、サッカーやスポーツの世界に、政治にまつわる影が落とされることがあった。そうした悲劇は繰り返されるのか。今夏の世界最大のスポーツイベント、ワールドカップを前に不安は募る。

■戦火の拡大「ペルシャ湾岸での国際試合はどうなるのか」

 アメリカがイランに対して攻撃を仕掛けて、最高指導者のハメネイ師を殺害しました。

 軍事的にはアメリカ、イスラエル側が圧倒的に優勢ですが、イラン側も反撃を仕掛けており、戦火は中東全体に広がっていくことでしょう。

 昨年、イスラエルとアメリカがイランを爆撃したときには、イラン側は事前に相手方に通告をしたうえでミサイルを発射。アメリカ側に死傷者が出て全面戦争になるのを防ぐという冷静な対応をしました。

 そうした冷静な対応ができたのは、国家全体を統括できる最高指導者が存在したからこそ。国家の中枢を抹殺してしまったら、事態をコントロールすることが難しくなってしまいます。

 いずれにしても、ペルシャ湾全域でこのまま戦闘が続けばACLエリートの決勝大会などサッカーの国際試合も開催できなくなってしまいます。本当に紛争が長期化したら、2027年1月のアジアカップ(サウジアラビア)もどうなってしまうかわかりません。

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