今年のW杯でいきなり新ルール「休む時間がない」は日本の武器になるか?【FC東京VS柏で見えた「5大リーグに伍する」日本サッカー発展のヒント】(3)の画像
東京ヴェルディの城福浩監督の言葉には、耳を傾ける価値がある。撮影/原悦生(Sony α1使用)
 日本のサッカーは、確実に発展している。Jリーグは、ヨーロッパで活躍する選手を次々に輩出している。だが、世界最高峰にある欧州の5大リーグにはどれほど近づいているのか。サッカージャーナリスト後藤健生は、そのヒントをFC東京柏レイソルの対戦から見出した。

■プロとして「あってはいけないこと」

 セットプレーのときに、無駄な時間を費やすることなく、アップテンポな試合をする……。かつてアンジェ・ポステコグルー監督が指揮してJ1リーグを制覇した時代の横浜F・マリノスがそうだった。

 CKを獲得すれば、キッカーが遠くからやって来て、ボールをセットして、サインを出して、おもむろにキックするというのがJリーグのサッカーの常だったが、ポステコグルー監督時代の横浜FMはCKになると、周辺にいる選手の1人がすぐにキックしてゲームをリスタートさせていた。

 自分たちもデザインした形での攻撃はできないが、逆に相手チームが守備体系を整える前に攻撃を始めることができるのだ。

 サッカーでは、基本的に選手がボールを扱って動かしている場面こそが“見せどころ”のはず。ボールを止めたままで時間を経過させるなど、プロとしてあってはいけないことではないのか?

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