■5大リーグに迫るヒント

 そういう意味で、FC東京と柏の試合は、両チームが常にボールを動かそうという意思を持っており、見ていてとても気持ちが良い試合だった。

 実際、1点をリードして終盤を迎えても、リードしている柏は引きこもって守備に入るわけでも、時間稼ぎをすることもなかった。

 攻められていても常にカウンターを狙って、実際、82分にはダメ押しの2点目を決めてみせた。

 もちろん、すべての試合がそうなのではない。

 中にはプレー強度が低い、あるいは時間の経過とともに強度が落ちてしまうような試合もあるし、守備を固めたり、時間稼ぎをしたり、相手のリズムを断ち切るために故意にプレーを中断させるようなことをするチームもある。

 そんなプレーに対して、東京ヴェルディ城福浩監督も批判的で、どこかのインタビューでこんな趣旨のことを言っていたように記憶している。

「日本人選手は持久力やアジリティーに優れている。プレーを止めずに、相手に休ませる時間を与えないことこそ、日本が世界と戦っていくために必要なことなのだ」と。

 プレー強度をさらに上げていく。そして、プレーを中断させない。一瞬でも早くプレーを再開させ、アクチュアル・プレーイングタイムを長くする。

 それが実現できれば、サッカーはますます面白くなるし、Jリーグがいわゆる5大リーグに迫っていくことができるのではないか。

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