■「命名権」販売の始まり
スタジアムの「命名権」販売事業はアメリカで始まった。明確なものとして、大リーグ・ベースボールのシカゴ・カブスが、球団オーナーが所有するチューイングガムメーカーの「リグレー」と契約し、1926年に「リグレーフィールド」と名づけたものが最初だという。そして1950年代、1960年代になると数多くのアメリカのスタジアムが「命名権」を売って資金を得るようになる。
サッカーでは、イングランドやスペインを除くとスタジアムは自治体が所有しているところが多く、命名権販売が活発化するのは、今世紀に入ってからになる。クラブが地域社会に密接に結びついているため、イングランドやスペインでクラブ所有のスタジアムであっても「命名権販売」には心理的なブレーキがかかったのか、導入は早くはなかった。










