「5年契約で50億円」新国立の命名権は破格!「15年契約で200億円」プレミア名門は建設費の4分の1を調達【「命名権が安すぎる!」日本のスタジアムの大問題】(1)の画像
エミレーツ・スタジアム建設にあたっては、アーセン・ヴェンゲル監督の意見も取り入れられた。写真/原悦生
■【画像7枚】年間「2021万円」から「16億円」、「なし」まで千差万別!世界と日本のスタジアムの「値段」

 物価高なのに賃金が安すぎる。円安も止まらない。さらに、日本のスポーツ界には大問題がある。サッカージャーナリスト大住良之は、スタジアムのネーミングライツの安さを問題視している。金額だけではなく、志(こころざし)の問題なのだ!

■MUFGは「破格」の値段?

 スタジアムの新設あるいは改修計画について、Jリーグのスタッフから「志が低い」と言われて秋田市の沼谷純市長が激怒したという話が話題になった。今回の私の記事も、一部の人々を激怒させるかもしれない。「スタジアム命名権」である。

 女子サッカーの全日本選手権である「皇后杯」の第47回大会(2025年度)決勝戦は、今年元日に東京の国立競技場で開催された。だがメンバーリストを見ると、会場は「MUFGスタジアム(国立競技場)」とある。そうだ、この日から国立競技場の「株式会社三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)」が取得したスタジアムの命名権契約により、スタジアムの呼称が変わったのだった。

 国立競技場を運営する「株式会社ジャパンナショナルスタジアム・エンターテインメント(JNSE)」が、「ナショナルスタジアムパートナー」第1号としてMUFGが決まったと発表したのは昨年の10月のことだった。契約期間は2026年1月1日から2030年12月31日までの5年間。契約額は発表されていないが、さまざまなメディアが伝えるところによれば5年間で50億円(年間10億円)という「破格」なものだった。

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