三笘薫の完全復活ゴールに続け!U-23アジア杯で戦う「FW後藤啓介らがいない」Uー21日本代表【若き日本代表が示した「ワールドカップ優勝」へのラストピース】(1)の画像
IBARAKI Next Generation Cup 2025に参加したU-22日本代表。ロス五輪世代の選手たちだ。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 ワールドカップイヤーが始まった。すでに日本代表三笘薫が「完全復活」を印象づけるゴールを決めるなど朗報が飛び込んできているが、そのサムライブルーが目標として掲げているのは、ワールドカップ優勝。サッカージャーナリスト大住良之は、そのための「ラストピース」を、若き日本代表の戦いの中に見いだした!

■包囲網を突破した三笘薫の「決定力」

 イングランドのプレミアリーグでブライトン&ホーヴ・アルビオンの三笘薫が見事なゴールを決め、強豪マンチェスター・シティとのアウェイゲームを1-1の引き分けに持ちこんだ。

 本当に素晴らしいゴールだった。1点ビハインドで迎えた後半15分、ブライトンは右サイドでボールを保持し、スウェーデン代表の若手MFヤシン・アヤリが左にパスを送ると、ペナルティーエリアの左外でフリーの三笘に渡る。シティのDFラインは素早くスライドして対応し、MF陣も帰陣してペナルティーエリア内には6人。アッという間に4人が三笘に対応する。

 三笘の背後から外側をブライトンの左サイドバック、マキシム・デカイペルが抜いていく。シティの右サイドバック、マテウス・ヌネスがそれに対応するが、シティはMFフィル・フォーデンも戻ってきて「三笘包囲網」を強化する。この状況で三笘にシュートチャンスがあるようには見えなかった。

 右足での最初のコントロールは少し浮いたが、それを左足で素早く修正し、右足でゴールに向かって小さくボールを動かして相手を引きつけ、さらに右足アウトで急激に右に持ち出してシティMFベルナルド・シルバを外すと、三笘は鋭く右足を振り抜いた。

 シルバをカバーしたシティMFニコ・ゴンサレスはゴールの左側を消すポジション。それを見抜いてのゴール右隅への低いシュートだ。何人もの選手の間を抜けてきたボールに、さすがのシティGKジャンルイジ・ドンナルンマも反応がわずかに遅れ、懸命にセーブしようとしたものの、指先をかすめてゴールに吸い込まれた。4人、5人の包囲網をものともしないビューティフルゴール。故障で昨年後半を棒に振った三笘の完全復活を印象づける、見事な「決定力」だった。

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