■見せつけた「1部リーグの力」

 それにしても、気温が0度台になろうかという時間に、雪の中に埋まるようにうずくまっているのは寒かった。耐えることができたのは、23歳という若さだったからに違いない。もうすぐ「後期高齢者」になろうとしている今、そんなことをしたら、おそらく、「事件」になってしまうだろう。

 1月13日、3時45分のキックオフである。前半が終わる頃には薄暗くなり、後半は気温0度、完全に夜間の試合だった。5時半過ぎに試合が終わると、私と今井さんはすぐに片づけ、名古屋駅に向かった。今井さんは本当に付き合いのいい人で、「ひかり」で帰ればいいものを、私といっしょに「こだま」に乗ってくれた。幸い、友人には連絡がついていたので、予定より数時間遅れて三島駅につくと、奥さんと一緒に車で迎えに来てくれていた。ようやく寒さとお別れだ。

 1週間後の1月19日、東京の西が丘サッカー場では、12時から富士通×永大、14時から読売×トヨタの「ダブルヘッダー」が行われた。永大は再び中村が2点を決めて3-1で連勝、悠々と1部の地位を守った。そしてトヨタも、この試合では前半に2点を先制し、3-2で押し切って読売に「1部の厳しさ」を見せつけた。

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