【「サッカー批評」選出!J1ベスト11】2025年のJ1を盛り上げた11人!左ワイドは10アシスト!FWには得点王とJ1最多被ファウルのアイコン‼︎【MF&FW編】の画像
レオ・セアラは34試合に出場して21ゴールを積み上げて得点王に輝いた 撮影/原壮史(Sony α1使用)

■左ワイドはJ1最多のクロス数

 J1ベスト11の後編は両ワイド(FW、MF)部門から進めたい。

 まず、右ワイドは伊藤達哉(川崎フロンターレ)だ。通算13得点のうち、2度の4戦連発を含む計11得点を叩き出した後半戦の働きは、圧巻の一語。そのうえ、決定力の指標の1つとされるG-xG(実得点と得点期待値の差分)が8.2(2位)という高い数値を示した。とりわけ、敵の虚を突くタイミングで放つ一撃がゴールラッシュの源に。

 そして、左ワイドは相馬勇紀(町田ゼルビア)だ。この人がひとたびボールを持って仕掛けたら、止めるのは至難の業だった。鋭いカットインから繰り出す一撃は豪快無比。そこに精度の高さが伴い、9得点に結びついた。また、クロス数172はJ1最多。サイドを深々とえぐってからの折り返しで、計10アシストを積み上げた。

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