■後半は「一方的」な試合も…
攻撃を受けていた時間は下がり目のポジションでC大阪のボランチをチェックしていた小川も、セカンドトップとして攻撃の最前線にポジションを上げて、広島の攻撃は厚みを増した。
そして、33分には中嶋が落としたボールを左SBの藤生菜摘が拾い、強烈なミドルシュートを突き刺して広島のリードが3点に広がった。
C大阪はパスを回すテクニックは素晴らしかったが、ゴール前に進入する迫力が足りなかったし、トップでボールを収められる力を持った選手が足りず、「決定機」をつくれなかった。
そして、後半も広島が攻勢を強め、46分には右SBの島袋奈美恵のロングシュートがC大阪ゴールを襲い、48分にはCKのこぼれ球を柳瀬楓菜がクロスを上げ、DFの市瀬千里が頭で合わせるなど決定機が何度かあった。さらに、53分にはゴール正面でフリーになった上野の強烈なシュートがポストをかすめる。
こうして、後半は広島の一方的な試合になったように見えたが、広島は4点目を決めることができなかった。
つづく












