■短くなっていく「試合間隔」

――そうなると、第2戦が運命の分かれ道になりそうです。

大住「チュニジア(FIFA世界ランキング43位)は非常に難しい相手だけど、ここで勝点3をしっかり取らないといけないよね。初戦から中5日で臨む大事な試合だ」

後藤「最初は中5日なんだけど、中4日、3日と、だんだん試合間隔が短くなっていく」

大住「そうだね。グループ最終戦からラウンド32までの間は3日しかない」

後藤「中3日でブラジル、あるいはモロッコとの試合だから、大変だよ」

大住「だから、やはり1位か2位になりたいよね。3位だとさ、本当にどの会場に行くことになるか分からないから」

後藤「そうそうそう、それがイヤなんだよ。中3日でも次の会場がどこか分かっていれば、それなりの対処法があるけどね」

大住「調べてみて驚いたんだけど、昔24チーム参加のワールドカップで、3位のチーム4つが次のラウンドに上がったことがあったでしょ。6つの3位チームのうちから4チームが勝ち上がる場合、組み合わせの可能性は15通りなんだよね。ところが3位になった12チームのうち8チームが勝ち上がるとなると、その組み合わせは495通りにもなるんだよ。可能性をまとめた表なんて、つくっていられないよね。もちろんFIFAはつくっているんだろうけど。頭のいい人がやってるんだろうから」

後藤「それはすごいね。しかし、FIFAに頭がいい人はいるのかな」

大住「スタッフにはたくさんいるんだよ。ただし、トップが…」

後藤「あの人(ジャンニ何某=第9代国際サッカー連盟FIFA会長)も頭が悪いわけじゃない。やることが悪い」

大住「志が低すぎるよね」

後藤「そうそう、頭はいいんだろうけどね」

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