Jリーグが12月8日、11・12月度の「月間ベストセーブ賞」を発表し、J1リーグでは鹿島アントラーズのGK早川友基が今季4度目の受賞を果たした。
大卒で鹿島に加入して5年目の早川は今季、開幕から不動の守護神としてゴールマウスを守り、安定感抜群のプレーを続けた。日本代表デビューも飾った中、ビッグセーブを毎試合のように披露。Jリーグからは4月(第8節・サンフレッチェ広島戦)、9月(第30節・浦和レッズ戦)、10月(第34節・ヴィッセル神戸戦)と「月間ベストセーブ賞」が贈られていた。そしてシーズン終盤を迎えると早川の集中力はさらに研ぎ澄まされた。
受賞の対象となったセーブは第37節の東京ヴェルディ戦の前半32分の場面。松橋優安がペナルティーエリア内でDFをかわし、至近距離から放ったグラウンダーの強烈なシュートを早川が完璧な読みと鋭い反応で防いだ。鹿島はこの試合を1−0で勝ち、最終節で9年ぶりのリーグ制覇を決めることになる。
「明らかにやられそうな場面でも諦めずに体を崩さずに止めたビッグセーブ。今年は早川で本当に助けられたと思うが今節も完璧だった」とは槙野智章委員。早川は3カ月連続、かつ今季4度目の「月間ベストセーブ賞」を受賞した。










