■地域リーグからJFLへの道は「複雑怪奇」
JFLからJ3リーグ、さらにJ2、J1への道は実力次第だ。
下位リーグで結果を出せば、自動昇格あるいは昇格プレーオフを通じて、上のリーグへの道が開かれる。もちろん、クラブ経営や観客動員数などの条件やクラブライセンスといったピッチ外の要件も必要ではあるが、基本的にはチームが強くなれば昇格の道が開かれているのだ。
だが、地域リーグからJFLへの道は複雑だ。
なにしろ、地域リーグは全国に9つある。まず、そこで優勝しなければならないが、そこで優勝してもその後「地域CL」という大会が待っているのだ(かつては「地域リーグ決勝大会」という大会名だったので、今でも当時の略称「地決(ちけつ)」と言う人が多い)。
この大会には、9地域リーグの優勝チームのほかに全国社会人選手権大会(全社)の上位3チームなどが加わって12チームが参加する。そして、4チームずつ3グループに分かれて1次ラウンドが行われ、各グループ首位と各組2位の成績最上位チームが決勝ラウンドに駒を進める。
しかも、1次ラウンドは3日連続の3連戦、決勝ラウンドも中1日の3連戦という過酷な日程だ。









