現地11月23日に行われたオランダ1部エールディヴィジの第13節で、フェイエノールトとNECナイメヘンが対戦。両チーム合わせて5人の日本人選手が出場した試合で、20歳のFW塩貝健人が見事なロングシュートを決めた。
インターナショナルブレイク明けの一戦。ホームのフェイエノールトはFW上田綺世とDF渡辺剛、敵地に乗り込んだNECはFW小川航基と11月シリーズに参戦した日本代表選手たち、さらに代表再招集を狙う22歳のMF佐野航大がスタメンに名を連ねた。
開始直後から両チームの日本人選手たちが躍動してチャンスを作った。前半を1−1で終えると、後半11分にフェイエノールトが逆転に成功。ホームチームに流れが傾くかと思われたが、後半23分から出場したNECの背番号9、塩貝が嫌な流れを断ち切る。24分にノエ・ルブレトンのゴールでNECが追いつくと、後半39分には左サイドからのクロスに塩貝が頭で合わせて逆転ゴールを決めた。
さらなる衝撃を与えたのが後半アディショナルタイムだった。自陣深くからのクリアボールを走りながら佐野が納め、中央へスルーパスを送るが相手の足に当たって方向が変わる。ディフレクションに走り込んだのが塩貝。相手GKが前に出ているのを見逃さず、センターサークル付近からタイミングを逃さずに右足で直接ロングシュート。高く鋭く舞い上がったボールは、戻るGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。約40mの超ロング弾となった。








