今回のtotoはJ1第36節の10試合と、J2第36節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■順位通りにいかない「東京ダービー」
前編では、AFCチャンピオンズリーグが今節のJ1に影響する可能性を指摘した。その影響は他のチーム、さらにダービーにも影響を与えそうだ。
6位につけるFC町田ゼルビアは、残り3試合で首位の鹿島アントラーズと勝点10差が開いてしまい、すでに今季のJ1優勝の可能性は消えている。だが、今節は同じ東京都のチームであるFC東京とのダービーマッチ。かなり力が入る一戦となる。
FC東京とは昨年にJ1で顔を合わせて以来、3戦全勝。相性は良さそうだが、油断はできない。ACLエリートでの戦いが、足かせになりそうなのだ。
昨季は初めてのJ1で旋風を巻き起こした町田だが、アジアではその流れに乗れていない。初挑戦しているACLエリートで、4日にはホームで初黒星を喫するなど、1勝2分1敗と苦しんでいる。
不慣れなアジアでの戦いで崩れた調子が、国内戦にも影響しているようだ。ACLエリートの直後のJ1で、町田はここまで2分1敗。勝利を手にしていないのだ。
最近の調子でも、軍配はFC東京に上がりそうだ。直近リーグ戦5試合で、町田が敗れたサンフレッチェ広島に、FC東京は勝利している。町田はアビスパ福岡と引き分けているが、FC東京は1-0で勝利をもぎ取っている。
FC東京は未勝利のダービーへの思いもあるだろう。町田はホームでFC東京にダービー初勝利を献上するとみる。









