■すごかった鎌田大地への「ロングスロー」
――ワールドカップ優勝を目指すのならば、そういうベンチワークもレベルアップが必要です。
大住「森保監督が率いるチームは、やはりチームなんだよ。斉藤俊秀や名波浩といったコーチ陣にも最高の能力を発揮してもらわないといけないよね。ブラジル戦では、そういう楽しみもある」
後藤「楽しみというか、怖さというか。何もできなかったとしたら…」
大住「そういうチームワークを出せなかったら、難しくなるよね。後藤さんはパラグアイ戦に関してもポジティブよりもネガティブな印象が強かったというけど、ブラジル戦を前にしても同じ心境なのかな」
後藤「日本にとって残念な結果になるとしても、ブラジル代表のスター選手をたくさん見られますよね」
大住「やはり、ネガティブなの?“本当の鈴木彩艶”を見られるという意見には、賛同してくれたのに」
後藤「もちろん、そういう楽しみもあるよ。パラグアイ戦では見せ場が少なかったから。しかも、セーブの場面以外にも、パラグアイ戦の終盤に右サイドを走る鎌田大地につなげたロングスローとか、すごいプレーはいろいろあったよね」
大住「確かに、あれは素晴らしかったね」