
サッカー日本代表が、10月シリーズを戦っている。10日には南米の古豪パラグアイと引き分け、14日には「王国」ブラジル代表と対戦する。初戦から見えた課題、さらに、それを活かして、いかにブラジル代表と戦うべきか、ベテランサッカージャーナリストの大住良之と後藤健生が激論をかわす!【第7回/全8回】
■3年前の「国立競技場」以来の対戦
大住「ところで、ブラジルとの対戦は、いつ以来なんだろう」
後藤「3年くらい前に国立競技場でやったんだけど、あまり記憶がないな」
大住「新しくなった国立競技場だよね? 僕も、あまり覚えていないなあ(2022年6月6日、国立競技場で親善試合。結果は、ネイマールの77分のゴールで1-0で敗れた)」
後藤「そうなんだよ、どうしてかな」
大住「シンガポールやポーランドでも対戦したね」
後藤「2017年にはフランスで3点リードされた後半、槙野智章のヘディングで1点返した」
大住「そういうこともあったね」
後藤「あのときなんて、ブラジルは次にイングランド戦を控えていたから、前半で3-0にした時点で、あとは省エネに徹していた」