■昔インタビューしたときの「名将」の印象

大住「韓国に5-0で勝ったから、気持ちが緩んでいないかなあ(笑)。でも、アンチェロッティは真面目な人だから、無理か」

後藤「監督として、面白味はないよね。昔インタビューをしたときに、今回のパラグアイの監督じゃないけど、細かい話を延々としていたなあ。監督になってすぐの頃。30分だけねとか言っていたのに、結局1時間以上しゃべってくれた」

――韓国戦では、レアル・マドリード所属のエース、ヴィニシウスもしっかり守備をしていました。

大住「そうなんだよね。ワールドカップで勝つには、前線にスター選手を並べておくだけでいいわけじゃないからねえ」

後藤「ブラジルも、ワールドカップで勝つには必死になるからね」

大住「だからアンチェロッティを呼んだんだろうしね。ブラジル人の監督は優しいから、選手にお任せ、になっちゃうんだよね」

後藤「でも、2002年にブラジル代表を率いて日韓ワールドカップを制したルイス・フェリペ・スコラーリは細かかったよ。ポルトガル代表監督だった頃、2002年ワールドカップのことを話していたんだけど、全部の試合について、このときは相手がこうだからやり方をこう変えたとか、こまごまとしゃべっていた」

(7)へ続く
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