■パリSGの「オフ」と「準備期間」
英国の『タイムズ』紙によると、世界のスターが結集して競技面だけでなく事業面でも世界最高峰と言われるイングランドのプレミアリーグでは、近年、故障者が増える一方だという。その原因として、スプリントを多用するハイプレススタイルの隆盛、そうした試合を実現するためのトレーニングの負荷増大、さらには、メディカル部門の意見を軽視する監督などが挙げられている。しかし、最大の問題が「不完全なオフ」と、長いシーズン中の「過密日程」にあるのは間違いない。
国際プロサッカー選手会(FIFPRO)が最近公表した2024/25シーズンのレポートは衝撃的だ。
FCWCに出場したクラブは、当然のことながら、新シーズン開幕までの期間が短くなる。FIFPROはポストシーズンのオフを4週間、プレシーズンの準備期間を4週間取ることを推奨しているが、FCWCで決勝戦に出場したパリ・サンジェルマン(フランス)は「オフ」を22日間取った後、わずか7日間の準備で新シーズンを迎えなければならなかった。チェルシーは20日間の「オフ」と13日間の準備期間だった。この大会に参加した32クラブの大半が、「4週間-4週間」の推奨期間を満たしていなかったという。










