「粘り強く行けば何か起きる」鹿島FW鈴木優磨が先制、浦和の反撃に「5回やったら4回負けている試合」と苦戦も…対照的だった両監督の試合後のコメント【浦和レッズvs鹿島アントラーズ】激闘PHOTOギャラリーの画像
満員の埼玉スタジアムで「先制ゴール」を決めた鹿島FW鈴木優磨。(20250920)撮影/原壮史(Sony α1使用)
■【画像9枚】集まった「5万3301人」の大観衆!浦和「好調時の攻撃陣」再び!鹿島エースが「光速の寄せ」から先制!ビッグセーブ連発の「守護神」がガッツポーズ!

【明治安田J1リーグ 第30節 浦和レッズvs鹿島アントラーズ 2025年9月20日(土)19:04キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■優勝の可能性を「つなぎ止める」一戦

 両者の対戦は7試合連続で引き分け中。チケットは完売し、5万3301人の大観衆が集まったスタジアムは、試合前からJリーグ屈指の熱と迫力を帯びていた。

 この試合を含めて残り試合数が9になった今季のリーグ戦。首位と同じ勝ち点で2位の鹿島に対し、浦和はそこから8点差の8位。リーグ終盤戦では、残りの試合数と同じ勝ち点差を逆転可能な差の目安とすることも多く、浦和にとっては優勝の可能性をつなぎ止めなければならない一戦となった。

 浦和は、この1か月で国内三大タイトルすべてで痛恨の敗戦を喫した。リーグ戦では8月22日の柏戦で大逆転負け。直後の8月27日には、天皇杯準々決勝で東京相手に、またしても逆転負け。その翌週はルヴァン杯準々決勝で川崎と2試合続けて激闘を繰り広げながらも、最後は延長戦で敗れた。

 2つのカップを失ってしまった浦和だったが、シャーレ獲得の可能性はまだ残されている。柏に敗れたことで優勝争いから振り落とされる可能性は決して小さくなかったが、その後、上位陣が勝ち点を伸ばすことに失敗していた。

 ところが、ガンバ戦は最後まで攻撃が成り立たずに敗戦。リーグ優勝のためにすべてをかけることを示したかったタイミングで、今季の悪いところがことごとく出たような試合をしてしまった。

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