
現地9月7日、イングランドのFA女子スーパーリーグが開幕し、リバプールFCウィメンとエバートン・レディースFCによる“マージーサイド・ダービー”が行われた。
マージー川の両脇に広がるマージーサイド州リバプールに本拠地を構えるエバートンとリバプールの両クラブは、直線距離にして約600mという近距離に本拠地スタジアムを構えるライバルクラブ。両チームのユニフォームを着たサポーターが隣同士で応援し合う友好的なフレンドリー・ダービーである一方、プレミアリーグ設立後は両クラブの意地がぶつかり合う激しい試合にもなっている。
その“女子版”がいきなりアンフィールドで開催され、リバプールは長野風花がボランチとして、エバートンでは石川璃音がCB、籾木結花と林穂之香が両サイドMFとしてスタメン出場。さらに試合終了間際には開幕直前にマンチェスター・シティWFCからリバプールにレンタル移籍した清水梨紗が途中出場した。
試合はエバートンが4−1で快勝した。その試合後、右膝の前十字靱帯断裂から実に409日ぶりの公式戦ピッチに立った清水と抱き合った籾木が号泣。そして、この日は出番のなかったエバートンの北川ひかるを交えた計6人の日本人選手たちが肩を並べ、笑顔で1枚の集合写真に収まった。