
【SOMPO WEリーグ 第3節 東京ヴェルディベレーザvs浦和レッズレディース 2025年8月24日(日)18:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■塩越柚歩に続いて「主力5人」がチーム離脱
昨シーズン途中、浦和レッズレディースはACLの敗退が決まると、3月25日に楠瀬直木監督を契約解除。シーズン終了後の6月1日、同氏はリーグを制した王者・東京ヴェルディベレーザの新監督として招聘された。また、6月16日には、ジュニアユースから15年間、浦和の選手として過ごした塩越柚歩もベレーザに完全移籍となった。
さらに浦和は6月27日に石川璃音、遠藤優、栗島朱里、竹内愛未、猶本光の5選手がチームを離脱すると発表。
石川はエバートン、遠藤はウエストハム(どちらもイングランド、ウィメンズ・スーパーリーグ)と海外移籍前提の離脱も重なっていたとはいえ、塩越に続いて主力がさらに5人も離脱するという衝撃は大きなものだった。
そして、その中で猶本もベレーザへ。リーグタイトルを争うライバル対決であることに加え、新たな因縁が注目される一戦は、新シーズンの第3節に組まれた。
実は、WEリーグとなってから、浦和戦で一度も勝てていないベレーザ。リーグ王者ではあるものの、チャレンジャーとしての要素もあるシチュエーションでの試合となった。
猶本はメンバー外となったが、ここまでフル出場を続けている塩越は3試合続けてのスタメン起用となった。
試合はいきなり動く。浦和が立ち上がりから前への勢いを見せると、4分、ベレーザがゴール前のボール処理でお見合い。丹野凜々香がその隙を逃すことなくゴールを奪い、浦和が先制した。その後も浦和の出足の良さが続き、前半のベレーザはペースをつかむことができなかった。