
イングランド・プレミアリーグのチェルシーが、リーグ戦第2節で大勝した。ダービーでの5発大勝を呼びこんだのは、「黄金時代再来」のユニフォームかもしれない。
プレミアリーグが開幕した。連覇を目指すリバプールや3シーズン連続で2位のアーセナル、タイトル奪還を目指すマンチェスター・シティなどが順調に白星発進を飾った。
そうした昨シーズンの上位チームの中で、勝利を逃していたのが昨季を4位で終えたチェルシーだった。開幕戦はホームゲームだったが、クリスタルパレスと0-0で引き分けた。
現地時間8月22日に行われた第2節では、勝点3獲得への執念が高まっていたのだろう。相手は東ロンドンに本拠地を置くウェストハム・ユナイテッドで、西ロンドンのチェルシーとは距離があるものの、クラブは試合前から“ロンドン・ダービー”での必勝をファンに呼びかけていた。
クラブのSNSでは、前述のダービーあおり動画から始まり、試合の経過を伝える投稿が数多くなされた。その中のひとつが、この試合で着用する新サードユニフォームを紹介するものだった。
このユニフォームには、黄金時代再来の願いが込められている。今回のデザインは、サプライヤーであるナイキ社が2000年代初頭に人気を博した「トータル90」のデザインに着想を得たもの。当時のサプライヤーはナイキ社ではなかったが、その時代はチェルシーの黄金時代の入り口と重なる。ジョゼ・モウリーニョの下、プレミアリーグ初優勝を果たしたのが2004-05シーズンで、当時使用していたエンブレムが、今回のサードユニフォームにも用いられたのだ。