
■水戸が15戦負けなしで首位堅持!
【J2リーグ第23節 7月12日 18時03分キックオフ 水戸 1ー0 富山 ケーズデンキスタジアム水戸】
彼らの強さは本物である。
J2リーグ第23節が7月12日に一斉開催され、首位の水戸ホーリーホックは16位のカターレ富山をホームに迎えた。
富山は16節終了後に小田切道治監督との契約を解除し、安達亮監督のもとでリスタートを切った。新監督就任から4試合は勝利がなかったが、6月28日の第21節でジェフユナイテッド千葉を1対0で退けた。さらに7月5日の第22節では、ベガルタ仙台をウノゼロで下している。
上位チームを連破してきた富山を、水戸はきっちりと仕留めた。3対0の勝利を飾ったのだ。
水戸は6月の特別登録期間に、サイドアタッカーの津久井匠海がRB大宮アルディージャへ完全移籍した。それまで全試合に先発していた主力をJ1昇格のライバルに引き抜かれたわけだが、すぐにモンテディオ山形からMF加藤千尋を獲得した。FC東京からセントラルMF塚川孝輝も迎え入れた。ふたりの新戦力は追加登録直後から出場機会をつかみ、プレータイムを増やしていった。
水戸のように好調なチームは、攻守においてやるべきことがはっきりしている。選手は思い切ってプレーしているので、新加入選手も戸惑うことがない。素早くフィットしていくのだ。
果たして、4月12日の9節から続く不敗記録は、今節の勝利で15試合まで伸びている。2位以下のチームがここにきてペースを落としているなかで、水戸は確実に勝点を積み上げているのだ。
リーグ戦の優勝争いや上位カテゴリーへの自動昇格は、試合数の2倍の勝点を稼ぐことが目安と言われる。23節を終えて勝点48の水戸は、J1昇格のノルマを達成している唯一のチームとなっている。