■日本代表「初招集」の影響は?
その神戸と水曜日に試合をした広島は5位につけているが、こちらも苦戦を予想する。
今季初のJ1を戦っているファジアーノ岡山と対戦するが、簡単な相手ではないことは重々、承知だろう。今季初の顔合わせでは、0-1で敗れているからだ。
調子も対照的である。前述のように広島は神戸に敗れて、前々節の名古屋グランパス戦に続いて黒星を重ねた。対する岡山は、前線節の相手は最下位の横浜FMだったが、前節は首位のアントラーズを相手のホームで叩いた。誇れる連勝である。
岡山が今回戦うホームで力を発揮することは、すでに知られている。広島からは複数の選手が日本代表に選出されているが、経験豊富な荒木隼人らはまだしも、中村草太は年代別を含めても、初の代表招集。自身の気持ちだけではなく、周囲からの注目度など、これまで味わったことのない感覚による影響が心配でもある。広島には疲労もあり、岡山との勢いの相殺で、答えはドローと予想した。
4位の京都は、監督交代後さらに調子を落とした感もあるアルビレックス新潟に難なく勝利するだろう。そうなると、優勝争いはさらに過熱していくが、首位交代が実現するかは鹿島アントラーズの結果次第である。
記事の後半では、その鹿島の戦いを予想したい。