松尾佑介ら「連勝イレブン」が先発に並ぶも…ゴールが遠い浦和、遠藤保仁を思わせる「黒子のサッカー」でセレッソに安定をもたらしたのは?【浦和レッズvsセレッソ大阪】PHOTOギャラリーの画像
両チームのキーパーソン、香川真司とマテウス・サヴィオ。セレッソが浦和の「良さ」を消すことに成功したものの…。(20250528)撮影/原壮史(Sony α1使用)
■【激闘9連写】ピッチで吠える「司令塔キャプテン」!ドリブルで仕掛ける「金髪ワントップ」!機能不全ピンチを救った「頼れる守護神」!

【明治安田J1リーグ 第22節 浦和レッズVSセレッソ大阪 2025年5月28日(水)19:33キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■町田戦の「11人」をスタメンに

  浦和レッズは、4月のFC町田ゼルビア戦からスタートした「5連勝」の際に固定していた11人をスタメンに並べた。

 だが、立ち上がりから試合を優位に進めたのはセレッソ大阪だった。

 プレスとコンパクトさで浦和にビルドアップの余裕を与えず、攻撃では浦和のブロックの外でじっくりとボールを動かしつつ、サイドのローテーションを交え、隙を突いてゴールに迫ってゆく。

 香川真司が司令塔兼バランサーとして、チームに安定をもたらした。じわじわ進むビルドアップのセーフティーゾーンとなる極上の黒子ぶりは、ジュビロ磐田時代の遠藤保仁をほうふつとさせるものだった。

 一方、浦和はうまくいかないながらも、局面で高い集中力を発揮。ブロックの維持と対人守備で粘り強く対抗する。

 苦しい時間が続いたことで前を目指そうとするところでのミスも増えたが、失敗が起こった瞬間に切り替えて、ボールを奪回するプレーを続け、無失点を続けた。

 セレッソもしっかりと無失点を貫き、試合は0-0のまま後半へ。

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