■クラブワールドカップで活きる「経験」

 後半も構図は変わらず。GKとDFラインでのボール回しをさせてもらえない浦和は、マテウス・サヴィオが窮屈なプレーを強いられることになり、シュートまで進むことができない。

 松尾佑介も高い位置からプレーを始めさせてもらえず、得点の気配が高まらないまま時間が過ぎていった。

 セレッソのプレスに最後まで苦しめられた浦和は、選手交代でも問題を解決できず。かえって機能不全に陥ってしまい、ラスト20分は何度も決定的な場面を作られてしまう。それでも、なんとかしのいでタイムアップにこぎつけた。

 クラブワールドカップを控えている浦和は、消耗をケアしながら戦い方のバランスを探りつつ、リーグ戦での結果も求めなければならない、という難しい状況に置かれている。

 それでも、苦しみながらも勝ち点1を得た。この経験も、クラブワールドカップで活きてくることだろう。

 

■試合結果

浦和レッズ 0-0 セレッソ大阪

 

PHOTO GALLERY ■【激闘9連写】ピッチで吠える「司令塔キャプテン」!ドリブルで仕掛ける「金髪ワントップ」!機能不全ピンチを救った「頼れる守護神」!
  1. 1
  2. 2