■2シャドウとボランチの起用は
ボランチは川辺駿と稲垣祥がコンビを組むか。7日の練習に参加していない田中聡を除いてボランチ起用があり得る他の選手は、宇野禅斗と大関友翔の2人。今回、14人もの初召集選手が集まったチームにおいて、ボランチの役割は大きくなる。まずは実績と経験のある選手を送り出すのではないか。
その稲垣は7日の練習後、「Jリーグではイヤだなって思う対戦相手が揃っている選手ばかりなので、そういうプレーを出してもらえれば心強い。そういう風にイキイキプレーできる試合展開に持っていきたい」と断言。経験あるボランチとして、チームを力強く引っ張ってくれそうだ。
2シャドウに入るのは、宮代大聖と相馬勇紀か。宮代はJ1リーグで日本人最多タイとなる8得点を記録しており、日本代表でもそれが通用するところを見せてほしい。相馬は前回大会の得点王にしてMVPだけに、今大会も期待大だ。
5日のJリーグで出場機会のなかった大関は、ボランチだけでなく2シャドウでもプレーすることができる。所属する川崎フロンターレではトップ下起用が多いが、高い位置でボールを受けてから素早く前を向いて次につなげるプレーを見せており、得点への関与を披露してほしいところ。その大関自身、今季はここまで所属チームでのリーグ戦先発試合数は「2」にとどまっている。7日の練習後には、「サッカー選手としてスタメンで出ることが第一で、先発したら初めから100%を出したい。一方で、自分の流れを変えられるところを(森保一監督に)評価してもらっていると思うので、途中出場になった場合でもパワーを出せるように」と語っており、どのような出場機会となっても、その力をピッチ上で発揮してくれそうだ。







