■システムは3-4-2-1か
香港戦での日本代表のシステムは、3-4-2-1-で予想した。W杯最終予選で用いてきたシステムを用いることによって、北中米ワールドカップへ新たな戦力の発掘につなげることができるからだ。
そのうえで、まずGKだが、初戦を任されるのはピサノアレックス幸冬堀尾か。前回大会でも、GKは1人1試合ずつと均等に割り振られ、当時、最も経験の浅かった鈴木彩艶が初戦・香港戦でゴールを守った。その鈴木が今、セリエAでプレーするとともに、A代表の正守護神であることを考えれば、成長を促す意味も込めてピサノアレックス幸冬堀尾になりそう。
フィールドプレイヤーでは、安藤智哉、長友佑都、大関友翔、俵積田晃太、細谷真大、ジャーメイン良らの起用が気になるところ。というのも、この6人は7月5日開催のJリーグで出場時間が限られていたか、もしくは出場しなかった選手だからだ。会場となる韓国・龍仁ミル・スタジアムでは7日に韓国代表vs中国代表の試合が行われたが、湿度80%に達しようかという蒸し暑さの中で試合が行われた。両足をつる選手も出るなど、コンディションが試合に大きな影響を与えること必至なだけに、上記5選手には長いプレー時間を与える可能性があるのではないか。
その中で3バックに名を連ねるのは、安藤智哉、荒木隼人、綱島悠斗か。安藤は今季ここまでのJリーグで、3バックと4バックの両方でプレー。しかも、3バックではすべてのポジションで先発している。その万能性から予想はかなり困難を強いられるが、やり慣れた左で起用されるのではないか。
中央での好プレーが期待される荒木は7日の練習後、「この大会を通して(W杯のメンバー入りに)食い込んでいけるように頑張りたい」と意気込んでおり、そのために、「自分自身のストロングである対人の守備や空中戦」で違いを見せてくれそうだ。







