
7月8日、サッカー日本代表はE―1選手権の初戦、香港戦に挑む。この一戦に森保一監督はどのようなメンバーをチョイスするのか、考察する。
今大会で3試合を戦う森保ジャパンだが、国際Aマッチ週間ではないため、メンバー26人はすべて国内クラブに所属する選手。そのため、W杯最終予選を戦い抜いてきた選手がほぼいない状況で、ゼロからチーム作りを行うこととなる。
さらに、多くの選手が7月5日にJリーグの試合を行い、香港戦までは中2日。しかも、試合翌日の6日は移動もあったため、調整は室内でのものに。室外で練習することができたのは7日だけだった。
その7日には2人の選手入れ替えが行われた。急転直下の海外移籍が決まった川崎颯太に代わって田中聡(サンフレッチェ広島)を、脳震とうの影響で辞退した西村拓真に代わって原大智(京都サンガF.C.)を召集したのだ。2人はこの日の練習に参加しなかったことから、香港戦での先発メンバーは実質24人が対象となるが、予想は困難。さまざまなバリエーションが考えられる。なお、前回大会で森保一監督は、召集した選手の数が多かった横浜F・マリノスとサンフレッチェ広島の選手をそれぞれまとめて起用するなどしていた。また、初戦と第3戦では8人が先発メンバーとして被っていた。