■”勝負弱さ”を露呈することに
前半は高橋仁とルーカス・フェルナンデスの連携から左サイドを崩し、チャンスを作るシーンが何度か見られた。が、フィニッシュに至るシーンは少なく、シュート数はわずか2本。川崎の方もシュート4本と攻めあぐねたが、前半終了間際には山田新が決定機を迎えた。ここで守護神・福井光輝のスーパーセーブがなかったら、1点をリードされていた可能性が高かった。福井の貢献度の高さは特筆すべきものがあった。
0-0で迎えた後半、川崎がまたもビッグチャンスを作る。脇坂泰斗の豪快なヘッドはまたも福井が左手1本でストップ。続く山田の決定機も彼が止め、こぼれ球に詰めたマルシーニョのシュートも畠中慎之輔が体を張ってブロック。守備陣の奮闘が大いに光る立ち上がりとなった。
ここからパパス監督は中島と北野という持ち駒をダブル投入。一気に攻撃のギアを上げていく。2人が入って流れがガラリと変わり、セレッソが押し込む時間帯も大幅に増えた。
だが、そこで決め切れないのがセレッソの現状。逆にラスト5分を切ったところで川崎のジョーカー・エリソンに一瞬のスキを突かれて1点を奪われてしまう。ビハインドを取り返そうと前がかりになった背後を再びエリソンに突かれ、終わってみれば0-2の敗戦。セレッソは拮抗したゲームをモノにできない”勝負弱さ”を露呈してしまったのである。






