【連勝は「3」でストップ。C大阪はいかにして勝者のメンタリティを体得するか?(1)】中島&北野のダブル投入で攻撃のギアを上げるも完封負け。川崎戦で改めて露呈した勝負弱さどう改善していくかの画像
川崎フロンターレ戦で途中出場したセレッソ大阪の北野颯太 撮影:中地拓也

 かつてアンジェ・ポステコグルー監督の下でコーチを務めていたアーサー・パパス監督が就任し、新体制でスタートしたセレッソ大阪。開幕戦だった2月14日の大阪ダービーを激しい打ち合いの末、5-2で勝利し、好発進を見せたかと思われたが、その後は4月末までは勝ったり負けたりが続き、順位的にも下位に位置する時が長かった。

 キャプテン・田中駿汰ら主力の何人かが負傷離脱するというアクシデントもあり、序盤は安定した戦いができず、かなり苦しんだと言っていい。
 それでも、5月に入ってからは京都サンガ、ヴィッセル神戸、横浜F・マリノスに3連勝。順位を7位まで引き上げた状態で5月18日のアウェー・川崎フロンターレ戦を迎えることになった。指揮官は前節と全く同じスタメンを抜擢。オーストリア1部・ザルツブルクへの完全移籍が噂される北野颯太やケガの癒えた中島元彦をベンチに置いて、ACLEファイナリストに挑んだ。

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