
5月に入って名古屋グランパス、柏レイソルに2連敗という壁にぶつかっている清水エスパルス。5月のこの先のカードは町田ゼルビア、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸という難敵ばかりだ。
町田も今季は苦しんでおり、5月3日の鹿島戦までの直近5試合を1勝4敗と黒星先行状態にいるが、タレント的には潤沢。黒田剛監督の徹底した戦い方を取り戻せば、浮上できる可能性は少なくない。鹿島はケガ人続出の中、首位を独走しているし、神戸も苦戦はしているものの、やはり大迫勇也や酒井高徳などタレントはいる。そういった面々を確実に抑えなければ、清水がより上の領域の到達することはできない。ここはまさに今季の正念場と言っていいはずだ。
幸いにして、大型連休の連戦が一区切りとなり、ここからは週1回ペースの試合になるのは朗報だ。中3日だったFC東京戦と名古屋戦で北川航也、乾貴士、松崎快のファーストセットを連続起用し、パフォーマンスが上がらずに敗れるという苦い経験を経て、秋葉忠宏監督も彼らの使い方を考えているはずだが、週1回ペースならケガをしない限りは連続スタメンもOKのはず。当面はこの陣容を中心にしのいでいくしかなさそうだ。