■｢開幕6戦無敗｣が｢開幕4連敗｣に…
Ｊ２の首位チームにも落とし穴が待っていそうだ。
現在Ｊ２ではジェフユナイテッド千葉が首位に立っている。２位のＲＢ大宮アルディージャに勝点７差をつけており、まさに首位快走である。
だが、そんな千葉がつまづきそうだ。１１位ながら、ロアッソ熊本が行く手を阻むと予想する。
このカードでは昨季、熊本が２勝を収めていた。最終順位は熊本が下ながら、千葉に土をつけた格好だ。
序盤は波に乗り切れなかった熊本だが、徐々に戦いぶりは安定してきた。首位を完全に凌駕しているとまではいかないものの、過去４勝５分３敗とドローの確率が多い千葉とのホームゲームは、今回も痛み分けに終わると予想する。
Ｊ２は、その他のカードでも下位が上位を苦しめそうだ。
Ｖ・ファーレン長崎は開幕から６戦無敗、一方の北海道コンサドーレ札幌は開幕４連敗と、今季スタート直後は明暗が分かれていた。だが、今回の対戦にあたり、勝点差は３ポイントしかない。昨季に続いてＪ１昇格を争いたい長崎だが、５戦未勝利と苦しんでいるのだ。
開幕直後は心配された札幌だが、最近では勝ちと負けを繰り返すようになった。岩政大樹監督の下で試行錯誤を続ける札幌が、ホームで勝利を取り戻すはずだ。
調子が対照的なのは、愛媛ＦＣと藤枝ＭＹＦＣの対戦も同様だ。４連敗中の１５位藤枝に対して、２０位愛媛は今季初勝利も含めて１勝３分と無敗が続く。愛媛が今季２勝目を挙げる可能性は十分にある。
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