■今シーズン初の「複数得点」をマーク

 今季J1序盤は、ビッグクラブの苦戦が目立つ。昨季王者のヴィッセル神戸は7試合を戦って2勝どまり。名古屋グランパスは一時期、最下位に沈んでいた。

 ようやく得意のホームで連勝した名古屋だが、3連勝は難しそうだ。今節対戦するのは、クラブ規模では差をつけている湘南だが、ここ3年は2勝3分1敗と違いを見せつけられていない。通算戦績でも、今回乗り込む湘南のホームでは8勝5分8敗と、まったくの五分である。

 しかも、連勝を記録した名古屋だが、その2つの白星は昇格組の横浜FCと不調の横浜F・マリノス相手に得たもの。湘南は連敗中とはいえ、今季は好スタートを切っていた。その実力は侮りがたく、ドロー決着が濃厚だろう。

 その名古屋に敗れた横浜FMは、3連敗を喫することになりそうだ。相手もまだ2勝の東京ヴェルディだが、相手云々よりも試行錯誤が続く横浜FM自体に不安が大きい。J1で戦い続けるオリジナル10を相手に、苦しい時間を味わってきた東京Vが勝利を収めることだろう。

 浦和レッズも不調から脱し切れそうもない。前節にはようやく今季初の複数得点をマークしたが、シュート本数は相手の約半分の7本と、不活発な印象はぬぐい切れなかった。

 また今回対戦する福岡は、浦和への苦手意識は薄いはずだ。顔ぶれは少しずつ変われども、J1に復帰して以降のここ4シーズンで3勝3分2敗という成績は、チームの自信として共有されているだろう。

 今回は福岡のホームへ乗り込む浦和だが、今季のアウェイ戦は4分1敗と未勝利。福岡は8得点7失点、浦和は7得点8失点と数字の似通った同士の対戦は、ロースコアでのドロー決着が妥当だ。

 今回のtotoの購入締切は4月5日で、ネット決済による公式サイトでの販売は13時50分(コンビニ決済は12時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3