■気になる守田英正のコンディション

 ボランチは遠藤航と守田英正の鉄板コンビが先発か。それでも気になるのは守田のコンディションだ。今年1月からふくらはぎを負傷して所属クラブで2度も離脱している。この活動を前に試合出場はしているものの、復帰戦は26分、2試合目は73分とフル出場はできていない。
 18日の取材対応では、「両方とも90分出るつもり」と力強く話して3月シリーズでのフル稼働を目標に掲げたように、攻守におけるその存在感はあまりに大きく、森保監督は先発で送り出すはず。仮に先発の座を譲るとすれば田中碧が出るはずだが、時間限定であってもまずは守田でスタートするだろう。
 攻撃的3バックのカギとなるウイングバックは、左は三笘薫で当確。プレミアリーグでますます磨かれているその切れ味鋭いドリブルはこのチームの生命線でもあり、必勝を期すこの試合でも欠かせない。
 気になるのは右サイドで、これまでの最終予選で森保監督が最も多く送り出してきたのは堂安律だが、昨年、最後のAマッチとなったアウェイ・中国戦では伊東純也が先発の座を掴んでいた。より縦に行ける伊東起用の待望論もあるが、指揮官はまず堂安を先発メンバーに入れるのではないだろうか。

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