
今回のtotoはJ1第5節の8試合と、J2第4節の5試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■苦しい状況の「ビッグクラブ」
前編では、首位を争うチームの勝敗について予想した。後編では、順位表の正反対の場所で、今季の初勝利を目指すチームの行方について考察しよう。
今季のJ1で全勝チームはすでにないが、3チームが無敗を継続している。一方で、まだ勝利を手にしていないチームも3つある。
最下位に沈む名古屋グランパスは、勝点1しか得ていない。得失点差もリーグ最低のマイナス7と苦しい状況だ。
結論から言うと、今節も初勝利は難しそうだ。対戦するセレッソ大阪との相性が問題なのだ。
過去の対戦成績では31勝9分19敗と大きく勝ち越しているが、今回乗り込むC大阪のホームでは、12勝3分13敗と負け越している。しかも、長谷川健太監督が率いるここ3シーズンは、ホームで3勝を挙げているものの、アウェイでは2勝を献上しているのだ。
このカードは2022年J1第13節から、勝ち負けを繰り返している。その順番から考えても、今回の軍配はC大阪に上がるだろう。